誰かのファンになるということ
誰かのファンになるということ。
誰かの作った曲を好きになるということ。
その曲たちは決して私の事を想って書いたラブソングではないのに、心に響いて響いてしょうがない時がある。
心の中にある引き出しに仕舞われた侭の感情を呼び起こされることがある。
その曲に出逢わなければ一生気付かない感情だったのかと思うと、
まさに奇跡の瞬間とも思える
その曲は、その作者が誰かを愛して産まれた曲だ
愛の結晶は決して子どもという生命だけではない
なのになぜ、
人はその作者を独り占めしたいと
願ってしまうんだろう
その曲は、私じゃない他人との愛の結晶なのに。
なぜだろう
その曲を聴いて心がときめいてしょうがなかった時、その感情を一人じゃ到底さばききれなくなる。
瞬時に、鮮やかな感情が現れる
作者は命いっぱい生きてこのラブソングをつくり、苦しんで産んだ
その生命力に憧れてしまうんだ
誰かのファンになるということ
それは、
生きたいと本能が求めていること